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栄養管理部 - 【豆知識】コラーゲンを食べると本当に美肌になれる?

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2014年9月4日

イメージ画像美しい肌を保つためのコラーゲンについての摂取情報が、テレビや健康雑誌、インターネット上にもあふれています。
もともとコラーゲンは、動物の体の中の色々な部位に存在するたんぱく質で、皮膚、骨、軟骨、腱などの結合組織の主成分であり、体内のすべてのたんぱく質の3割を占めるほど多く存在しています。カルシウムが直ぐに思い浮かぶ骨にしてもコラーゲン線維を芯にしてリンやカルシウムなどといったミネラル分が付着して出来上がっています。またコラーゲンは加熱により変性しゼラチンとなり皆さんも良くご存知のゼリーなど食品の凝固剤としても使われています。高級食材のフカヒレにもコラーゲンは多く含まれています。
さていくつもの会社が美肌効果をほのめかしながらコラーゲンやコラーゲン入りの化粧品を販売しています。
いわく「コラーゲンは美容と健康に欠かせないたんぱく質ですので飲んで補給しましょう」、いわく「大切なコラーゲン、お肌から補いましょう」などなど…。

まずコラーゲンは大きな分子ですから、お肌に塗ったコラーゲンがそのまま皮膚の中に吸収されることはありません。
では次にコラーゲンを多く摂取すると本当に美肌づくりに効果があるのでしょうか?
コラーゲンはたんぱく質ですから、摂取すると消化酵素によってアミノ酸(たんぱく質をつくる基本単位の物質)まで分解されてから体内に吸収されます。
このようにコラーゲンは消化されバラバラの状態になってしまい、体内でさまざまなたんぱく質の再合成に利用されるため、食物中のコラーゲンがそのまま皮膚のコラーゲンだけになるという科学的根拠は現在のところ残念ながらないのが現状のようです。これは肉を食べたからといって肉がそのまま身体の筋肉にはならないとの同じで、コラーゲンも身体に必要なたんぱく質をつくる原料アミノ酸を提供しているだけ、ということです。
しかもコラーゲンを構成するアミノ酸は、おもに食事から摂取しなくても体内で合成できるアミノ酸なのです。このことから実はコラーゲンは肉、魚、卵、牛乳などと比べ、良質のたんぱく源とさえ言えません。

美肌づくりにコラーゲンの材料となるたんぱく質の補給が必要なことは当然ですが、コラーゲンだけの摂取にこだわる必要はまったくないようです。

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