ネットワーク協議会とは

協議会議長ごあいさつ

 平成24年に第2期がん対策推進基本計画が策定され、「がん患者を含む国民が、がんを知り、がんと向き合い、がんに負けることのない社会」を創ることが目標として掲げられました。そして、この基本計画を二次医療圏単位で推進していくために、平成24年12月11日に豊能医療圏がん医療ネットワーク協議会を立ち上げ、「がん死亡者数の減少とシームレスながん医療構築のために豊能二次医療圏での地域包括支援システムを創る」ことを目標に活動を始めました。豊能医療圏にはがん診療連携の2つの国拠点病院と6つの府拠点病院があります。当協議会は、8拠点病院、4医師会、3保健所そして6市町のがん検診担当課がそれぞれの役割分担を明確にして、地域のがん患者さんの包括支援システム構築のためにお互いに連携を深めていくことを目指します。そして、各施設や団体の特徴を考慮して活動の役割分担を決めるとともに、がん登録部会、緩和ケア部会、がん検診情報部会、がん地域連携部会およびがん研究部会の5部会を設置して課題に専門的に対応していく体制のもとで活動を行っています。5部会の活動として、年2回の定期の部会開催以外に必要に応じて適宜部会の開催などを行っています。また、当協議会の全関係者が一堂に会する総会を年に2回開催し、会の方針決定の他に、大阪府や成人病センターとの情報交換および部会の目標・課題の設定や活動成果の報告などを行っています。

 平成28年度は当協議会発足から4年目となりますが、目標にあげながら十分な成果を出せなかった課題も多くあり、また新たに取り組むべき課題も出てきています。今後も活発な部会活動をとおして、これらの課題の解決を図っていきたいと考えます。

豊能医療圏がん医療ネットワーク協議会 眞下 節 (市立豊中病院 総長)

ごあいさつ

 大阪大学医学部附属病院は、平成21年度に地域がん診療連携拠点病院に指定されました。以後、阪大病院は、豊能二次医療圏のがん拠点病院として地域のがん診療を支えるとともに、がんを専門とする医師及び、メディカルスタッフ(看護師、薬剤師、検査技師等)の育成に努め、大阪府下の多くの関連施設に優秀な人材を派遣し大阪府のがん診療の維持・向上に貢献してきました。また、本院では、がん診療を専門とする多数の医療者が勤務し最新の医療設備を活用して多種類のがんの患者さんに対して標準的治療とともに、いわゆる「最後の砦」として高度で安全な治療、更には、先端的治療を提供しています。更に、昨年9月7日には、がん化学療法を安全にかつハイボリュームに実施することを目的としてオンコロジーセンターが開設されました。本センターでは、年間約2万人の患者に外来化学療法が実施可能です。緩和ケアチームは平成16年4月に発足し、緩和医療の専門医、麻酔科医、精神科医、内科医、がん看護専門看護師、薬剤師およびソーシャルワーカーがチームを組んで、患者・家族への全人的ケアを目指しています。平成19年1月より、病院医療情報部内にがん登録室を設置し、院内がん登録を行っています。院内がん登録は、本院におけるがん診療の向上、社会への情報提供、並びに国及び大阪府におけるがん対策立案のための基礎資料として活用されることを目的としています。また、一般市民の方を対象にがん診療に関する種々のテーマについて市民公開講座を年1回開催しています。

  国民の2人に1人ががんに罹患する時代を迎え、今後もがん医療の重要性は年々増すものと予測されます。そのような時代を迎え、阪大病院は、今後も大学病院としての使命を果たすべく、高度で安全ながん医療の提供、先進的ながん医療の開発、及び、信頼される医療人の育成を全力で推進・実現し社会に貢献したいと思います。

豊能医療圏がん医療ネットワーク協議会 土岐 祐一郎 (大阪大学医学部附属病院 副病院長)