江崎 さゆり メッセージ
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更新日:2022年6月1日
仲間と支え合い、切磋琢磨しながら外科医としての視野を広げていきましょう
医員 江崎 さゆり 医師(2017~2021在籍)
入職してみて、当外科のオペの回転はとても早いと感じました。
当院は、オペ数、種類ともに豊富で、一年目から本格的に治療やオペに関わることができ、かつ、励まし合い切磋琢磨し合える仲間にも恵まれています。
外科医として一回りも二回りも大きく成長できる環境です。
自らの手で患者さんを治癒へと導きたい
外科医として多くの患者さんに向き合う父の背中を見て育ちました。自らの手で患者さんを治癒へと導く父の姿に外科医へのあこがれを抱き、父のような医師になりたいとこの道に進みました。初期研修医の頃に、心臓や血管の面白さに魅せられたこともあり、血液内科や循環器内科への方向転換を考えたこともありましたが、やはり手術は外科でなければできないため、初心を貫き外科に進むことを決意しました。
大学卒業後、出身地である福岡で初期研修医として2年間をすごし、縁あって市立豊中病院に来たのは昨年のこと。結婚を機に、夫の仕事の都合で大阪に引っ越すことになったからです。大阪にも関西にも地縁がなかったため、不安も多く、研修先を決めるのは大変でしたが、先に関西で研修医として勤務していた大学時代の同級生の勧めで、いくつかの病院を見学。女性も含め、数多くのドクターが活躍されていることと、活気ある職場の雰囲気に惹かれて、当院の外科を選択しました。
支え合える仲間がいるからハードな毎日も乗り越えられる
当院は、症例数と手術数が多いことが特徴です。また、胃・食道、大腸、肝胆膵の3つで構成される消化器外科をはじめ、呼吸器外科、乳腺外科といった疾患ごとの分野別に細分化されているため、それぞれの分野における専門的な外科医療をスペシャリストの先生方からきめ細かく指導してもらうことができます。
現在、当院の外科所属の後期研修医(レジデント)は9名と、決して少なくはない人数です。外科のレジデントは経験が第一であり、オペに携われる機会が多いか少ないかということは、研修先を決める上での重大な判断材料になるもの。研修医の多い病院を選ぶと、一人あたりが経験する症例や手術が少なくなるのではという心配が生じますが、当院の場合、その心配はまずありません。大阪府下屈指の手術件数を誇る当院には、虫垂炎や胆嚢炎のような急性腹症から重篤な癌症例まで、レジデントの多さを差し引いても余りある圧倒的な症例数があります。
患者さんのオペを担当するときや治療にあたるときには、自ら考えて行動する機会が多くありつつも、レジデント仲間との連帯感が感じられることも当院の魅力のひとつです。今年度からレジデントが3人毎のグループを組んで、4か月ごとに各専門科をローテーション制で回ることになり、チーム意識を持ちながらそれぞれの分野を集中してより深く学べるようになりました。一人がオペに入っている間にイレギュラーが生じた場合は、他のメンバーが対応してくれることもあり、仲間に支えられていることを実感するシーンも。また、食事会やスキー旅行といった科内レクリエーションもあり、院内外問わず、仲が良く結束力が強いことも自慢です。研修医生活は心身ともにハードですが、仲間に恵まれ充実した毎日を過ごしています。
女性の外科医が活躍できるように整備された職場
ある若い女性患者さんに、「先生でよかった。救われました」と声を掛けていただいたことが忘れられない思い出となって心に残っています。すでに手術ができない状態の骨転移をともなった乳がんで、結果的に転院されることになりましたが、この患者さんとの出会いが医師としての決意を新たにし、緩和ケアやターミナルケアを意識するきっかけになりました。病気そのものを治療しようとすることは医師として当然のことですが、治癒に導けないケースもあります。そんなときに患者さんが抱える心の問題をサポートし、できる限りケアをしていくことも医師には大切な視点であると教えられました。
今後は家庭と仕事を両立させて行くことが課題となってきますが、実は私自身、その点についてはあまり不安を感じていません。すでに多くの女性医師が活躍している当院は、院内保育所が併設されており、病児保育室も近隣にあるなど、女性の働きやすい環境が整備されているからです。万が一、出産や育児などライフステージに変化があっても、職場復帰への道筋がつきやすく、長く勤務できる環境です。「キャリアの継続が難しい女性に外科医が務まるだろうか」と不安を感じている方も、ここなら外科医になる夢を叶えられるチャンスがあります。
市立豊中病院は、自分からどんどん前に出て、「やりたい!」と手を挙げる積極的な人には、大きなチャンスを与えてくれます。外科手術の執刀経験をできるだけ多く積みたい方や難易度の高い手術にも果敢に挑戦していきたいという方には最高の場所ではないでしょうか。熱意を持って指導してくれる指導医や先輩の下、私たちと一緒に技術向上に向けて研鑚を積んでいきましょう。
その他メッセージ
募集に関するお問い合わせ
お問い合わせ先 | 研修実務担当者:岩澤卓(外科主任部長): |
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