病院紹介:市立豊中病院について

市立豊中病院広報誌 病院だより No.36(平成27年10月発行)

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地域がん診療連携拠点病院

当院は、厚生労働省より指定された「地域がん診療連携拠点病院」です。

地域がん診療連携拠点病院とは、がん診療の地域格差をなくし、全ての地域で質の高いがん医療を提供できる体制づくりを推進するため、地域のがん医療の中核となる医療機関として指定された病院です。
がん治療だけでなく、地域の医療従事者への研修や、がん患者さんに対するがん治療に関する情報提供や相談支援、地域住民の方向けがん医療市民公開講座の開催をしています。

がん診療統括センターを設置しました。

当院は、手術治療や放射線治療、化学療法(薬物療法)など、がん患者さんのがんの種類や進行度に応じて、様々な治療を行っています。また、がんと診断された時から患者さんやそのご家族一人一人の身体や心などのつらさをやわらげ、より豊かな生活を自分らしく過ごしていただくようにする緩和ケアの提供にも力を入れています。
患者さんに、より良質な医療を提供するため、がん治療にあたる専門医など医療スタッフ間の連絡連携を強化する目的に「がん診療統括センター」を本年4月に設置しました。

化学療法センター

有効で安心できる抗がん剤治療を受けて頂くために

高度な専門性を有する医療スタッフ

より有効性が高く、副作用が少ない新規抗がん剤や分子標的薬剤が次々と開発されています。また、副作用を軽減するための薬や対処方法も確実に進歩しています。それらを組み合わせて行う「がんの薬物療法」には、当然、高い専門性が求められます。当院の化学療法センターでは、がん薬物療法専門医をはじめ、がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師、がん専門薬剤師、がん化学療法認定薬剤師など、専門的な資格を有する経験豊富な医療スタッフが、有効で安心できる抗がん剤治療に取り組んでいます。

外来化学療法室

副作用の軽減によって、最近では、できるだけ普段通りの日常生活を過ごしながら、外来通院で抗がん剤治療を受けることも可能になってきました。当院の「外来化学療法室」は、安全かつ快適に点滴抗がん剤治療を受けて頂くため、日当たりの良いゆとり空間に14のリクライニングシートを配置し、常駐する専門医療スタッフが診療にあたっています。昨年1年間の外来化学療法室での化学療法実施件数は約4000件でした。

チーム医療での診療体制

抗がん剤治療開始前のインフォームドコンセント、出てきた副作用の評価とその対処、化学療法中の療養生活のサポートなどについて、担当医師のみならず、専門資格を有する看護師、薬剤師などがチームで取り組んでいます。また、救急科、緩和ケアセンター、がん相談支援センターなどとも密に連携し、急な体調不良や苦痛の軽減、より良い療養環境づくりについても対応しています。

がん相談支援センター

がんに関する不安や悩みの問題解決をお手伝いします

「がんかもしれない」といった不安をお持ちの方から、がんの診断を受けた患者さんへの幅広い相談対応を、医療ソーシャルワーカーが行っています。また、相談内容に応じて医師や看護師、臨床心理士等のスタッフとも連携しています。当院で治療中のがん患者さんやそのご家族をはじめ、他の医療機関を受診されている患者さんからのご相談もお受けしています。

受付時間
月曜日~金曜日
(祝日および12月29日~1月3日を除く)
午前9時から午後4時30分
相談方法
面談・電話・FAX
※面談・電話をご希望の場合は、ご予約をお願いいたします。
受付
TEL:06-6843-0101(代表)(内線 3125)
FAX:06-6858-3602
相談時間は、1回30分程度とさせていただきます。

たとえばどんな相談ができますか?

  • 一般的な治療についての情報が知りたい。
  • 医師から病気や治療の説明を聞いたが、理解できなかった。
  • 何を聞いたらいいのかも分からない。
  • 医療費や生活費、仕事が心配。
  • セカンドオピニオンって何?
    どこで受けることが出来るの?
  • ホスピスって何?
  • 退院後に自宅で過ごすにはどうしたらいいの?

緩和ケアセンター

痛みや不安なく治療を受けて頂くために

「緩和ケア」と聞くとがんの終末期医療をイメージされていませんか? 緩和ケアは終末期に限らず、患者さんの体の痛みや気持ちが落ち込むなど心のつらさを和らげるためのサポートを行い、診断されたその日からがん治療と並行して行われるケアです。

緩和ケアチーム

緩和ケアチームは、多職種で患者さんに対する疼痛緩和、症状緩和、精神的な支援や家族支援、在宅での療養の場の調整などを行っています。常に患者さんの主治医と情報共有し、化学療法センター、がん相談支援センターなど他部門と連携して支援しています。

相談内容としては体の痛みが最も多く、続いて精神的な支援や退院後のご自宅での療養の支援などとなっています。がん患者さんの1・2割の方が早い時期から痛みを感じ、再発や病状の進行により痛みがあらわれる人は約7 割になります。痛みをがまんしていると、不眠や食欲不振をまねき気力も低下します。患者さんが痛みなくいつも通りの生活を送りながら治療が行えることをめざしています。

緩和ケア外来

緩和ケア医や看護師による外来を毎日行っています。当院の緩和ケア外来を受診されたい場合は、普段かかりつけの主治医にご相談ください。
※緩和ケアを目的とした入院治療は行っておりません。

サポートグループ

がん患者さんや、ご家族、ご遺族の方を対象としたグループ療法を定期的に開催しています。

問合せ先:精神科外来

豆知識

セカンドオピニオン

納得して今後の治療方針を決めるための一つの方法です。

「がん」と診断された時やがん治療についての説明を受けた後、今後の治療方針を決めるにあたり、「手術以外に治療の方法はないのだろうか?」「主治医は抗がん剤をすすめているが、副作用が気になる…」などのような、疑問や不安がおこることがあります。

そこで、納得して今後の治療方針を決めるために、主治医とは別の医師の意見を聞く方法を「セカンドオピニオン」といいます。費用は基本的に自費となります。

セカンドオピニオンを受けることで、主治医との関係が悪くならないかと心配される方も多いようですが、セカンドオピニオンは最近では一般的なことです。セカンドオピニオンを受けたいと思ったら、気兼ねなく、主治医に相談しましょう。そして、その結果をふまえ、今後の治療方針を相談していきましょう。

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